(Seoul=NSP NEWS AGENCY) = 先月、外貨準備高が前月比で13億ドル(約1兆7784億ウォン)増加した。四半期末の影響が力を失い、金融機関の外貨預金は減少したものの、外国為替平衡基金債券(以下、外平債)の新規発行や米ドル安により、他通貨の外貨資産の米ドル換算額が増加した影響だ。

5日に韓国銀行が発表した「2024年7月末の外貨準備高」によれば、先月末の韓国の外貨準備高は4135億1000万ドル(約565兆6816億ウォン)で、前月末比で13億ドル増加した。4月から続いていた減少傾向が4か月ぶりに増加に転じたことになる。

韓国銀行は「四半期末の効果が消えたため金融機関の外貨預金は減少したが、外貨外平債の新規発行や米ドル安による他通貨の外貨資産の米ドル換算額の増加が原因だ」と説明している。

通常、四半期末には金融機関が国際決済銀行(BIS)の自己資本比率を合わせるために外貨預金を増やすため、外貨預金が増加するが、その効果が消えたというわけだ。

また、6月27日に発行された10億ドル(約1兆3680億ウォン)の外平債の発行代金は7月中に納入された。外貨外平債の満期償還と新規発行のタイムラグにより、先月には他通貨の外貨資産のドル換算額が減少した。

外貨準備高の大部分を占める米国債や政府機関債、社債などの有価証券は3670億5000万ドル(約502兆1244億ウォン)で、前月比30億7000万ドル(約4兆1973億ウォン)増加した。一方、先月の預金は223億5000万ドル(約30兆5569億ウォン)で、前月比20億8000万ドル(約2兆8433億ウォン)減少した。

国際通貨基金(IMF)のSDR(特別引出権)は149億5000万ドル(約20兆4366億5000ウォン)で、前月比3億ドル(約4101億ウォン)増加し、IMFポジションは43億7000万ドル(約5兆9716億500万ウォン)で、前月比1000万ドル(約136億6500万ウォン)増加した。金は47億9000万ドル(約6兆5455億3500ウォン)で、前月と同じだった。

6月末時点で、韓国の外貨準備高は世界9位の水準だ。中国は1位で3兆2224億ドル(約4403兆4096億ウォン)、2位の日本は1兆2315億ドル(約1682兆8447億5000ウォン)、6位の台湾は5733億ドル(約783兆4144億5000ウォン)、7位のサウジアラビアは4677億ドル(約639兆1120億5000ウォン)、8位の香港は4163億ドル(約568兆8739億5000ウォン)となっている。

By Seulgi Kim(kimslgijoo@nspna.com) and Soo-in Kang(sink606@nspna.com)

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