(Seoul=NSP NEWS AGENCY) = エコプロ(086520)は、2024年第二四半期の連結基準売上高が前四半期比15%減の8641億ウォンとなったと31日に発表した。
エコプロによると、第二四半期の営業損失は製品販売の減速とリチウムなどの原材料費の増加により、第一四半期のマイナス298億ウォンから約248億ウォン増加し、マイナス546億ウォンとなった。
正極材を生産する主要子会社エコプロBM(247540)は、第一四半期に引き続き黒字となった。
エコプロBMの第二四半期売上高は8095億ウォン、営業利益は39億ウォンを実現した。売上高は前期比17%減少したが、在庫評価引当金の戻りなどにより、黒字基調を維持した。
また、前駆体を生産するエコプロマテリアルズ(450080)の第二四半期売上高は667億ウォン、営業損失は37億ウォンとなった。
売上高は前期比16%減少したが、ウォン/ドル為替レートの上昇などの影響で営業損失規模が前期(-130億ウォン)より縮小し、収益性が改善した。
国内唯一の環境に優しいトータルソリューション企業のエコプロHN(383310)の第二四半期売上高は468億ウォン、営業利益は36億ウォンとなった。売上高は前期比9%、営業利益は51%減少した。
前方需要の減速で製品販売量は減少傾向を示しているが、最近の正極材販売価格の下落幅が縮小しており、第三四半期には価格が安定する見込みだ。
第二四半期の正極材販売価格の下落率は前期比13%程度だったが、第三四半期には2%台で下落率が維持されると予想されている。
エコプロは、キャズム後の二次電池市場に先制対応するために未来を見据えた投資を継続する方針だ。
来年量産予定の前駆体工場(CPM3、4工場)など、国内設備増設を予定通り進め、外部顧客の確保にも力を入れる計画だ。
特にインドネシアのニッケルなどの主要鉱物資源の確保に向け、株式投資などによりバッテリー素材エコシステムの競争力を持続的に強化していく方針だ。
また、グローバル電気自動車市場の激戦地となった欧州市場への投資も続けられる。エコプロは来年量産を目標にハンガリーのデブレツェンに年間生産能力5万4000トン規模の工場を建設中だ。
エコプロは最近、輸出信用機関(ECA)を通じて約1兆2000億ウォンの資金を確保し、ハンガリー工場建設に必要な資金を確保した。
エコプロの関係者は「原価革新を通じた内実経営の強化とともに、ニッケルなどの資源確保、顧客の多様化など、未来の成長動力を強化していく努力を並行していく」と述べた。
By Seulgi Kim(kimslgijoo@nspna.com) and In-ho Cho(eno8166@nspna.com)
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