[韓国代表の祭り] 晋州江南流灯祭りその華やかさの秘密(1) - 진주남강유등축제
韓国を代表する祭り、“晋州南江流灯祭り”(写真=晋州市提供)

[경남=NSP통신] 와카나 인턴기자 = 毎年10月になるとこの一帯は、4万個以上の灯篭の明かりに照らされだします。今回、韓国(한국)を代表(대표)するお祭り(축제)、晋州南江流灯祭り(진주남강유등축제)2012(ちんじゅなんこうるとう)が開かれる南江に来ています。

今年は10月1日から14日まで、幻想的な秋の夜に出会えます。美しい光の饗宴が広げられるこのお祭りの様子を一足先にご紹介したいと思います。

1000年の都、歴史的な街、晋州で開かれるこの流燈祭りは元々、ケチョン芸術祭で行われていた、伝統的な「灯籠遊び」の形態が受け継がれてきたもので、2002年より大きなお祭りとして発展しました。

韓国の10月を象徴する代表的なお祭りとして位置づけられているこのお祭りは、韓紙によって作られた服を着た民族人形達や、童話の中の主人公等が、情緒溢れる晋州の美しい自然と一体となり、いっそう華やかにお祭りを盛り上げます。

また夜には、様々な模様の流灯の灯りが水面に反射し、見る人に感動を与えます。川に浮かびながら踊る、4万個以上の流灯の美しさは、言葉にできないほどの感動を与えてくれます。

ちびっこ達に人気のあるアニメキャラクター展示一部(写真=晋州市提供)

この流灯祭りは、2004年韓国文化観光部の指定育成祝祭り、2005年優秀祭りなどに選定されており、2006年から2010年までは、5年連続文化観光部選定最優秀祭りに選定されました。そして2011年には、韓国を代表する祭りとして選定されています。

日本の旅行専門誌BBBでは、 晋州南江流灯祝祭が“10月に最も行ってみたい祭り”に選定され、世界祭り協会からは過去に金賞3つ、銅賞1つを受賞しました。

今年は”水、火、光、そして我々の念願”というテーマを掲げ、韓国の風習や伝統の触れ、見て感じて体験して盛り上がれる祭りになっています。

祝祭会場もこれまでの矗石楼(チョクソンヌ)から、北将台(ボッジャンデ)と、晋州博物館前広場まで拡大され、さらに多彩で大規模な内容になることで期待が集まっています。

見物客を迎える韓国の灯籠の展示一部(写真=晋州市 提供)

2012年の代表的な行事には、実際に体験できる2万個の流灯流しと、海岸沿い800メートルに2万7千個の灯篭の設置が予定されています。

また、400年前の姿で復活した伝統的な韓国の灯篭や、韓国の歴史と踊り、美をテーマとした灯篭の展示、さらに子ども達にも幻想的な体験をプレゼントすべく、世界の童話や、キャラクターの灯篭展示が行われます。

江南の川岸を明るく照らす願い"灯籠トンネル”(写真=晋州市提供)

昼のみならず、夜もまた、更に美しいこのお祭りは家族、友達と共に楽しむことができる多様なプログラムがたくさん用意されています。遊覧船で美しい灯篭を観覧しながら南江を渡る愛の橋渡しや、流燈祭りの歴史が主題となったミュージカルや、晋州民俗闘牛大会、ケチョン祭りも同時に開催され、バラエティに富んだプログラムとなっています。

韓国を代表するこのお祭りは、世界各国の灯篭を展示する灯篭祭りとして年々規模が拡大され現在は、世界的にも有名なお祭りとして注目を集めています。

美しい南江と歴史の舞台、晋州。10月の秋は、人々の希望や祈りを運ぶ4万個余りの流燈が南江を埋め尽くし、幻想的な舞台が夜空を照らします。韓国の秋の代表的な祭り、晋州南江流燈祭りを一度訪れ、その特別な光に触れてみてはいかがでしょうか。

晋州南江流燈祭り 2011年の様子(写真=晋州市提供)

와카나 NSP통신 인턴기자, wakana@nspna.com
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